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埋封一乗妙典石碑

資源情報

資源名 埋封一乗妙典石碑
資料番号 H0002
場所 楼嶌庵
種別
地区
位置情報
 

埋封一乗妙典石碑


概要


楼嶌庵に残されている石碑。書写された経典が埋められていることが示されている。文字が擦れて読めないが、「無二無三」と指摘し、(法華)一乗への帰依を述べていること、また「竜女が男子に変わること」、「有聞法者無一不成仏(法華経の教えを聞いた者が、一人とて成仏できないことがあるだろうか)」(方便品)、「五品の功徳を示すこと」(寿量品)などを示したうえで、書写を推奨していることから『妙法蓮華経』の内容が述べられていると考えられる。ただし、その石碑の内容についてはあくまで概要・要約であり、『妙法蓮華経』がトレースされているわけではない。おそらくは日蓮系の宗派(新宗教も含む)の信者による石碑であろう。

住所上の地名では「庵寺」であるが、石碑の内容によれば「楼嶌庵主当母氏清隆本〇〇之辰」とあることから、施設の名前は「楼嶌庵」であることが推測される。